大学には行ったけれど、教師になるための必要科目を学習していない方や、大学に行かずに社会人として仕事をされている方が、「教師になりたい」と思った場合に、小学校教員免許状の取得方法があり、働きながらでも小学校教師を目指すことができます。
通信制大学では、小学校2種免許状・小学校1種免許状が取得でき、通信制大学院では専修免許状を取得することができます。
通信教育で小学校教員免許状を取得するには、履修方法があり、その履修方法には正科生と科目履修正があります。
わかりやすく解説しますと、
正規の課程(正科生)として入学し、短期大学や大学の卒業資格と同時に、小学校教員免許状の取得を目指します。
高等学校を卒業するなど大学入学資格が必要で、大学同様7日間の介護体験や2週間ないし4週間の教育実習なども義務化されています。
科目履修正として入学し、小学校教員免許状の取得を目指します。
卒業した大学で取り残した必要単位を修得し、小学校教員免許状を取得することもできますし、すでに取得している小学校教員2種免許状をワンランクアップしたり、他教科の免許状を取得する場合に必要な科目だけを学習する、履修方法です。
正科生と科目履修正の違いを、わかりやすく説明します。
正科生 |
科目履修正 |
|
取得できる免許状 |
1種免許状・2種免許状 |
1種免許状・2種免許状・専修免許状 |
対象 |
高等学校卒業者 |
2種免許状取得者また他教科免許状取得希望者 短期大学・大学卒業者 |
実習 |
教育実習・介護体験 |
また、現在ほかの短期大学・大学・大学院に在学中の方は、二重学籍にあたりますので受け入れてくれない大学もありますので、注意が必要です。